運命の赤い糸は存在するの?

皆さんこんにちは。
小さいころからよく聞いた”運命の赤い糸”ですが、本当に存在するかをいろいろ調べ、ブログ記事として記載しました。

気になる方は、是非読み進めてください。

運命の赤い糸は本当にあるの? その意味と由来を知ろう!

運命の赤い糸

あなたは、運命の赤い糸という言葉を聞いたことがありますか? これは、将来結ばれる男女が左手小指に結ばれた赤い糸でつながっているという言い伝えです。 でも、この赤い糸はどこから来たのでしょうか? なぜ赤い色なのでしょうか? なぜ左手小指なのでしょうか? 今回は、運命の赤い糸について調べてみました。 小学生でもわかりやすくお伝えしますね。

運命の赤い糸の由来は中国の物語

運命の赤い糸は、中国に発し東アジアで広く信じられている言葉です。 その由来は、中国の古い物語にあります。 その物語とは、こんな感じです。

昔々、ある青年が旅をしていました。 すると、月明かりの下で不思議な老人に出会いました。 老人は冥界(めいかい・死後の世界)から来た神様でした。 神様は現世(この世)の人々の結婚を決めており、結婚する相手が決まると男女の足首に赤い縄を結んでいました。 「その赤い縄は決して切れず、足首に結ばれると、どんなに離れていても、どんな境遇でも、二人は現世で結ばれる運命になる」と、神様は青年に教えました。 青年が自分の結婚相手を教えてもらうと、それはまだ幼い貧しい娘でした。 青年はその娘が気に入らず、人を雇ってその娘を殺そうとしました。 しかし、娘は額に傷を負っただけで助かりました。 それから14年後、青年は気に入った女性と結婚しました。 すると、その女性の額に傷があることに気づきました。 聞いてみると、14年前に市場で乱暴者に襲われたことがあると言います。 青年は驚きました。 それは自分が殺そうとした娘だったのです。 青年は神様が言ったことが本当だったことに気づきました。 神様が結んだ縁なのだからと、青年は女性のことを大切にしました。 その後二人は強い絆で結ばれ幸せに暮らしました。

この話では、足首に結ばれた赤い縄ですが、日本では左手小指に結ばれた赤い糸になりました。 その理由は次に説明します。

運命の赤い糸が左手小指になった理由は日本の風習

運命の赤い糸が左手小指になった理由は、「結婚指輪」と「ゆびきり」が関係しています。

  • 結婚指輪は、西洋では心臓から左手薬指に一本まっすぐにつながる血管があると信じられていました。 このことから、左手薬指は「命に一番近い指」「心につながる愛の象徴の指」「心臓につながる神聖な指」などいわれていました。 その指に指輪をつけることで「永遠の愛」や「命をかけた愛」を誓うことになります。
  • ゆびきりは、江戸時代(1603年~1868年)の遊郭である吉原で、遊女が意中の男性に小指の第一関節から先を切って渡したことが由来だといわれています。 これは心中立(しんじゅうだて・男女が不変の愛を誓うために証拠を立てること)といわれており、小指を切るのはかなりの激痛が伴いますが「それほど愛している」ということを意味しています。 やがてこの「指切り」が一般庶民にも広まり、約束を必ず守る意味へと変化しました。

このように、「結婚指輪」と「ゆびきり」は、日本では男女の愛や約束を表すものとして使われてきました。 それがやがて運命の赤い糸が左手小指につながることになったのです。

運命の赤い糸が赤い色な理由は中国の文化

運命の赤い糸が赤い色な理由は、中国では赤い色がおめでたい色だからです。 赤い色は幸せを象徴しており、結婚式などおめでたい行事では赤い色がよく使われています。 ほかに赤色は 「血縁を意味している」という説 もあります。 夫婦は他人同士ですが、結婚をすることで血のつながりのある「血縁」と同じくらい濃い関係になることを表しています。

運命の赤い糸は本当にあるの?

運命の赤い糸は本当にあるのでしょうか? それは誰にもわかりません。 でも、自分の左手小指の先から出ている運命の赤い糸は、どこかで誰かとつながっているかもしれません。 それは恋人だけではなく、友達や家族や仲間や先生やペットなど、自分にとって大切な人やものかもしれません。 運命の赤い糸は見えないものですが、心で感じることができます。 だから、私たちは自分にとって大切な人やものを大切にしましょう。 そして、運命の赤い糸でつながった人と出会える日を楽しみにしましょう。

まとめ

今回は、運命の赤い糸について記載しました。 いかがでしたか?
運命の赤い糸は中国の物語や日本の風習や文化から生まれた言葉です。 それは本当に存在するのかどうかはわかりませんが、私たちの心に影響を与えるものです。

あなたは運命の赤い糸を信じますか?
あなたにとって大切な人やものは誰ですか?
ぜひコメントで教えてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。😊

コメント